運命の出会い
本日は、H様と植物の材見に行ってまいりました。
予め樹種を定めて、
きたむら園さんに複数の畑をご案内いただきました。
初めに向かったのは、ハイノキのある畑。
設計当初から、中庭にはハイノキの高木(3.5m)をと求めておりましたが、
希少な樹種な上に高木となると、中々お目当の樹木が見つからず、
難航しておりました。
「老木なのですが・・一本だけありました!
僕もまだ見ていないのですが、見に行きませんか?」と北村さん。
お爺さんの木となると、根の状態や幹のフレッシュさはどうなのかしら・・と気になりましたが、
畑をぐんぐん進むと・・
一番奥に・・
とても美しい樹形のハイノキが。
老木だなんて・・!
貫禄充分。
素敵!の一言で、H様も私も一目で気にいりました。
聞けば20歳の老木だそうですが、
古く太くなった根は切り、手をかけて子どもの細い根を育ていたところだそう。
根付きも問題無いそうで一安心です。
この場所で大事にされながら、20年もH様のことを待っていたなんて;;
「愛おしくて抱きしめてあげたいです;;」とH様。
感動の瞬間でした。
ハイノキは、春先にギンバイカの様な白い小花を咲かせ、夏から秋には黒紫色の実を付けます。
灰色のクールな幹に、爽やかな葉。
他の常緑樹には無いような質感をもつ樹木です。
葉つきは控え目でしたが、1Fに光を落とすためにはこの位がベストと言えますし、
上方にゆっくり成長する穏やかな性格も中庭向きで◎
「凄く良いと思います。あの場所にぴったりですね!」と北村さんのお墨付きもいただきました。
常緑でこの雰囲気を出せる樹木は他にはありません。(私的にはです。)
ハイノキ指定をぎりぎりまで解除しないsaji。
「探すのは大変なんですからね〜」と笑顔で仰っていましたが、
この様な素敵なご縁をいただき感謝です。
ハイノキのお爺様(?)に、「現場で待っていますね!」と声をかけ、暫しのお別れです。
この畑。
あたりを見渡すと、宝の山なのですが、
下草などちらちらとチェックしながら、次の畑へ移動です。
ヤブラン。この色可愛いですね。
クリスマスローズ。何色のお花が咲くのかしら。
ビヨウヤナギ・・
(きりがなくなりそうなのでこの辺にしておきますね^^;)
続いての材見は、サルスベリ。
白色。薄桃色。薄紫色の花でと探していました。(淡い色がマッチしそうな建築、そしてお施主様なのです。)
フリル状のお花が可愛らしいですよね。
なんとかお花の時期に材見出来ました。
サルスベリに関しては、成長も遅くはない樹種なので、
初めは、低めのスタートでも良いかもしれません。
お気に入りの色の花を咲かせ、樹形が綺麗なものを選ぶことが大切です。
落葉するので、葉を落とした時にどう見えるかな?と想像することも大事ですよと北村さん。
分かりにくいですが、こちらはジューンベリー。
目隠し用のシマトネリコ。
再度探していただくことになった樹木もございますが、骨格となる高木・中木の選定が出来て一安心です。
畑では、可愛らしいミストフラワーに秋明菊をお土産にいただき、感激。
sajiの分まで、有難うございます。
キクシマ さんとご一緒する際には、
いつもきたむら園さんにお世話になっているのですが、
樹木の本数が多い場合には、畑をご案内していただけます。
お陰様で良い出逢いに恵まれた忘れられない一日になりました。
きたむら園さん、ありがとうございました。
H様、本日はありがとうございました。
植物たちのお迎えが楽しみですね^^
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