敷物のこと

わが家では、

読書コーナーに、ホテイアオイの手織りのラグを敷いています。

現代らしいデザインのものや、

それ自体がアート作品のようなラグも素敵ですが、

これくらいざっくりとした重たい雰囲気の敷物も頼もしいものです。

 

ホテイアオイのラグは、民藝風になる?

と一瞬保守的な考えが浮かばなかったわけではありませんが、

楢の床材との馴染みもよく、何より気持ちが良い。

 

弾力性があるので、長時間の床座も楽ですし、

厚み(床からの高さ)もあるので、暑い・冷たいの不快感もなくとても快適です。

 

お手入れが必要なものにはなりますが、

アルコールやひば油で清潔を保てるのも嬉しいところ。

住環境や生活様式によっては、こんな選択肢もありかもしれません。

 

視覚を頼りにものを選ぶこともありますが、

水草の方がジュートよりも摩耗に強いんだな、、とか、

リネンは経年で光沢が出てくるのか、、などと、

実際に付き合ってみて、初めてものの良し悪しが分かっていきます。

 

素材や質感、そして色が、

人の感情をどのように喚起するのか、

その視点を持ちものを選ぶと間違いが少ないなあと思います。



コメントは受け付けていません。