解体工事
解体工事が始まりました。
家づくりの方法は色々と選べますが、
北鎌倉の住宅は、
古家を直して延命する道を選びました。
役目を果たした設備機器。
傷んだ畳、木材等が家の中から運び出されて行きます。
山の中の住宅は、運搬も一苦労です。
廃棄物はなるべく出さない様に、慎重に解体していきます。
(解体には沢山の応援が。
ありがとうございます!)
浴室は、ハーフユニットを採用。
腰上は桧の板張りをしていただきます。
トイレ・洗面・脱衣・洗濯場。
生活のシーンを想像しながらゆとりのある状態へと導きます。
傷んだところは手当して、
解体の範囲はなるべくセーブしますが、
窓周りの枠材、巾木、見切りなどの新建材。
装飾は、躊躇わずに全撤去。
しっくり来るまで、引き算を繰り返します。
正面の窓(1500*2000)奥には、梅の木が枝を広げています。
その手前のアルミ製デッキ、屋外階段は、ブロンズ色の手摺のみ撤去。
既存床の上に根太を転がし、無垢のデッキを敷いていただきます。
この場所は、花見台になり、星見デッキになり、梅の実収穫場、
野菜の干し場にもなる・・
多目的なスペースになる予定です。
開花は3月か。
2階の個室は、工事範囲から外しました。
DIYで漆喰を塗る予定です。
庭の彼方此方では、紫陽花の大株が芽吹きの準備をしていました。
猫柳も、解体工事を心配そうに見守っています。
工事中ですが、
植物の息遣いからも目が離せません。
北鎌倉の住宅は、3月末竣工予定。