冬のスープ
寒くなるにつれて、
スープが主役の献立が増えてきました。
「冬のスープっていいな。」と、何気なく撮っていた写真。
折角なので、わが家の「冬の定番スープ」としてご紹介したいと思います。
子どもたちの大好きな、根菜の豆乳味噌汁。
牛蒡、長葱、蕪、芋、木野子、こんにゃく等、
その日の気分で選んだ食材を豚肉(豚挽肉でも◎)と炒めて蒸し煮に。
豆乳・味噌・塩・生姜で調味する冬の定番スープです。
お芋は、さつまいも、里芋、じゃがいも等何でも・・OK
木野子も、えのき、しめじ等何でも・・OK
色々入れても、豆乳がまろやかにまとめてくれるのですが、
即興で食材を選び、調理する。
器を選び、盛り付ける。
毎日の料理は良い気分転換であり、選び整える訓練にもなっている様な気がします。
いつからか・・巻かなくなったロールキャベツ。
肉だねを一つにまとめ、
蒸したキャベツの葉でダイナミックに包みます。
微塵切りにしたセロリ、トマトと蒸し煮にし、塩・バターで調味した一品です。
(肉だねには、旨味にマッシュルーム1パック分が欠かせません。)
切り分ける際には、子どもたちから歓声が。
家族の喜ぶ顔見たさに、たまにつくりたくなるスープです。
かぶ煮のスープ仕立て。
蕪と蕪の葉、豚挽肉を炒め、お出汁とお醤油、生姜で調味。
軽くとろみをつけて完成。
誕生日はこのスープでお願いします。
と息子のお気に入り。
南瓜多めが美味しい、ほうとう。
母方の祖父母の故郷が山梨ということもあり、
子どもの頃から良く食べてきた思い出の味です。
二日目のとろみが増したほうとうは、
白米の上に乗せて醤油を垂らしていただきます。
(このお楽しみのために多めにつくります。)
子どもたちにも伝えていきたい、山梨の郷土料理です。
春夏秋冬、お味噌汁は欠かしませんが、
粕汁、塩麹スープ、甘酒シチュー、おでん・・
冬には冬のお楽しみがありますね。
道が外れた時、
何もかも嫌になって疲れた時、
好きだった懐かしの味を思い出してくれるのかは分かりませんが、
毎日の食事が子どもたちの思い出の味、
スタンダードになっていくのかなと思うと、今日も頑張ろうと励みになります。
sajiでは、一人の生活者としての感覚を大切にし、
ふつうの日々の中で生まれる普遍的な気持ちの良さ、美しさを大切に扱っていきたいと考えています。