団十郎さん

早朝、ベランダに出てみると、

朝顔が咲いていました。

近所の朝顔市でいただいた海老茶色の『団十郎朝顔』。

朝に咲いて、朝に散る。

朝顔は短命なお花ですが、健気で一生懸命に花を咲かせる姿はとても美しいですよね。

子どもたちとは、親しみを込めて『団十郎さん』とお呼びしてお世話していましたが(笑)、

夏も終わりに近づくにつれ、

団十郎さん、花を一回り小さくして、

静かな幕引きを見せてくれています。

 

『団十郎朝顔(だんじゅうろうあさがお)』

歌舞伎役者の二代目市川團十郎さんが好んだ色に因んで、

茶色無地や茶覆輪花を『団十郎』と呼ぶ説があるそう。

江戸時代から変わらず人気品種の様ですが、

当時から粋な色、憧れの色であったのでしょうか。



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