植樹
坪庭にアオダモが入りました。
無機質な空間が一気に潤う瞬間。
木の正面はどこが良いかな?と皆で対話をしながら配置を決定しました。
造園工事担当は、キタムラ園さん。
北村さんとは、気がつけば20代の頃からの長いお付き合いとなりました。
とても信頼のおける方です。
床、壁、軒裏、笠木・・・
ディテールの処理に、詩的な美しさを感じられるか否かを想像しながら
屋内外等しく境界をなるべく消し去る納まりに注力してきましたが、
その目立たない静かなディテールが、
アオダモの樹形をより生き生きと浮かび上がらせます。
2層の深い坪庭ですが、光も何とか届いて一安心です。
植物は陽の当たる方角を向いて花を咲かせ成長しますから、
テラスや室内からは、植物の背中ではなく美しいお顔を観賞出来そうですね。
玄関から望むと、青白い光がなんとも幻想的にアオダモを包み込んでいました。
北村さんからクライアントのM様へ、アオダモとの付き合い方やお手入れの方法を伝授していただきました。
手の届く距離で植物の息吹が感じられる。
植物の頭を撫でてあげられる。
こんなに豊かなことはあるでしょうか。
外構工事も順調。
間も無くお引き渡しです。
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